中川 潔(安全安心株式会社)
労働安全衛生コンサルタントとして、業界問わず安全で快適な職場づくりをサポート。
安全衛生診断、現場指導や安全教育などを行い、企業の安全衛生レベル向上に努める。
化学物質の厳格な管理
労働安全衛生コンサルタントとして、業界問わず安全で快適な職場づくりをサポート。
安全衛生診断、現場指導や安全教育などを行い、企業の安全衛生レベル向上に努める。
労働安全衛生法では、次に掲げる【1】【2】の化学物質を扱う作業について、作業記録を作成し、30年間保存することが求められています。
対象となる化学物質の調べ方は以下のとおりです。
「特別管理物質」の一覧(著者作成)は以下のページで確認できます。
安全安心株式会社ホームページ内https://www.eonet.ne.jp/~anzen/data.html
作業記録を残しましょう
作業記録は、作業員が将来、がんなどを発症した際、業務との関連性を証明する重要な文書となります。以下に示す項目について必ず記録を残しましょう。
なお、作業記録とともに、特殊健康診断の結果および作業環境測定の結果も併せて30年間の保存が必要です。
※なお、作業記録は作業者ごとに作成してもよい。作業手順書等、作業内容がわかりやすい書類等があれば併せて保存することが望ましい。
作業記録は将来に備えて必要なものであり、作業者が有害な業務に従事しているという意識付けにもなります。確実な記録と保存を徹底しましょう。